共同管理が産声を上げたのは昭和57年。昭和40年代に建てられた賃貸アパートが古くなり、一方で大手の建設会社の建てる賃貸マンションが次々に出現している頃のことです。
　当時、分譲マンションの管理をする会社はありましたが、賃貸物件の管理会社はありませんでした。そんな中、悩みを抱え困っている人たちがいたのです。

　それは「古くなったアパートに入居者がなく困っている家主さん」と「建てるのに忙しく、その後の対応に十分な時間を割くことができない大手建設会社の担当者様」でした。
　そうした人びとの悩みを、黙って見ていることができず、賃貸仲介の営業マンでありながら、あれこれとお世話していたのが現社長の宮林行雄でした。

　それがいつしか仕事の大半を占めるようになり、現在の形へと自然に発展していったのが、共同管理株式会社です。賃貸住宅の管理とはどのようなものかという教科書が全くないところからスタートし、すべては実地の中で学び、自分たちなりのスタイルを築き上げてきた賃貸管理業の草分け的存在―それが私たち共同管理なのです。